

郡山ウォーターポロクラブ物語 第二話
〜プロ集団への歩みの一歩〜 千葉から福島・いわきへ約200キロ。車の窓を半分開け、たい焼きを頬張る不審者(私)を、「お世話になってます!」と爽やかに迎えてくれたのは他ならぬ監督だ。奇遇にも同じ大学の御出身であるという。和やかな雑談ののち、いざ練習へ。プールサイドに立った瞬間、選手たちの背筋の伸びた挨拶と、水面を焦がす熱気が私を圧倒した。 約2年前、水球体験の終了とともに発足した同クラブ。最初はラッシュガードに長パン姿だったが、「本気で挑む覚悟を」と現在のユニフォームへと刷新した。ボールの投げ方すら分からない「ゼロ」からの出発だったという。 物語が動き出したのは、先日の青森で行われたJOC予選だった。監督の指示した戦術が体現できず、もどかしさから「自分たちでなんとかしろ」という言葉。それは「助けを求めてくるはず」という監督の目算を、鮮やかに裏切った。選手たちは自ら円陣を組み、自分たちの頭で戦術を議論し始めたのだ。指示待ちの選手たちは、この瞬間、確かな「当事者」へと脱皮した。 「試合の敗北を糧に、上手くなりたいという想いが強くなっている」...





























































